保育園での仕事を希望するうえで、大きなネックの一つとなるのがピアノスキルです。保育士というとどうしても子どもたちと一緒にピアノを弾きながら歌うイメージが強く、自分にはできそうにないと断念してしまう人も中にはいます。しかし実際は、ピアノ演奏は決して必須スキルではなく、出来るに越したことはないという状況です。
昨今の保育士不足で、正社員採用であってもピアノスキルを重要視している保育園はかなり減っています。何より、子どもたちにいかに愛情深く接することができるかどうかが最優先事項ですので、ピアノの腕前に自信がなくてもおじけづかずに、求人情報をチェックしましょう。もちろんピアノが弾ける人は、せっかくですからそのスキルが有利に働く職場を見つけるのがよいでしょう。
ピアノスキル不問の保育園での仕事内容
ピアノスキルの必要がない保育園求人はたくさんありますが、仕事内容は園によって少々差異があります。例えば、0歳児の担当を募集しているところではピアノが苦手でも大丈夫です。また、担任ではなく担任補助の仕事なのでピアノが弾けなくても構わないというところもあります。あるいは音楽教育を外部教師に委託している保育園ですと、ピアノはそちらにお任せできるので安心です。
ピアノが上手に弾けなくても歌には自信がある、または絵を描いたり身体を動かしたりするのが得意ならば、それをアピールして発揮できる職場を探すのも良い作戦です。ピアノスキルは情操教育の中の音楽という分野の一つにすぎず、決して保育士に必要不可欠な資質ではないということを理解していれば怖いものはありません。
今からピアノ練習を始めても間に合います
保育園で確実に正社員を目指すためにピアノを弾けるようになりたい、という人もいます。もちろんピアノが弾ければ、求人の選択肢も広がって好条件で働きやすくなる可能性があります。現在は幼少期にピアノを習った経験のない方がピアノを始める人が増えていて、初心者スタートでも丁寧に指導してくれる音楽教室が増加しています。なかには、保育士向けのレッスンを受けられるところもあります。
また、インターネットにおすすめの練習方法が掲載されていたり、動画サイトでコツを教えてくれたりしているものもあります。ピアノを弾けるようになると、仕事以外でも趣味として楽しめて人生が豊かになり一石二鳥です。仕事探しをきっかけに、思いきってピアノスキル習得に励むのもいい自分磨きになります。