保育士の正社員求人情報から適正規模を見極める

正社員として保育士を募集している保育園は現在たくさんありますが、長く勤め続けたいと考えているのなら注意しておきたいのが、その保育園が適正規模であるかどうかです。なぜなら、適正規模を超過していると保育士への負担が増大したり、子どもたちに目が行き届かなくなって思わぬ事故を引き起こすおそれが出てきたりするからです。
そのような職場では仕事が長続きせず、せっかく就職できても結局は辞めたくなってしまうという事態を招きかねません。もちろん、厚生労働省や各地方自治体などのガイドラインにより、現在の保育現場は労働環境の整備が進められています。保育士も子どもたちも気持ちよく過ごせる適正規模の保育園はたくさんありますので、求人情報をしっかり読み取って見極めましょう。

子どもの定員数を確認する

働きたい保育園が適正規模かどうかを確認するには、まず求人情報に子どもの定員数が掲載されているかチェックします。保育士の配置人数は法令で定められています。例えば0歳の子ども3人に対して保育士は1人必要で、子どもの年齢が高くなるにしたがって保育士が1人で保育できる人数も多くなっていきます。その保育園の定員数と求人を含めた保育士の数が適正かどうか、求人情報サイトや保育園のHPなどから調べてみましょう。
配置人数が適正であれば、正社員として働きやすい職場であるという目安の一つになります。新設の保育園で求人がある場合は未知数ですが、園に直接問い合わせるなどして事前に確認しておくのが確実です。

シフトを考慮した人員確保がされているか

保育園のスタイルは千差万別で、日曜日や祝祭日が休園となるところもあればほぼ年中無休のところもあり、子どもを預かる時間帯もさまざまです。開園日や預かり可能時間が多ければ多いほど、人手はたくさん必要になります。保育士の適正配置人数がぎりぎりの状態であれば、正社員の仕事の負担が増えてしまうおそれがあり、結果として離職へとつながってしまいます。
そのような事態を避けるために、保育補助のパートタイマーを雇って正社員の仕事内容をカバーしている保育園もたくさんありますので、自分の生活に無理のないシフトが組める職場なのか、可能な限り調べておきましょう。事前に見学ができるところであれば、ぜひとも自分の目で現場の様子を見ておくのが望ましいです。自分のためにも子どもたちのためにも、納得のいく環境で仕事を続けていけるような職場を見つけましょう。

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